カサブランカは、純粋でエレガントな花のイメージと、甘く芳醇な香りに魅せられて、メナードがずっと大切にしてきた“白ゆり”です。30㎝を超えるほどの大きな花を咲かせるカサブランカの若く、小さなつぼみから、有効成分の抽出に成功しました。
北海道、小清水町のカサブランカ農園ではカサブランカのつぼみは捨てられていた
メナードが使っているカサブランカは、北海道、小清水町にあるカサブランカ農園で栽培されているものです。この小清水町は、良質な水と土、冷涼な気候といったユリの栽培に適した自然環境で、カサブランカの生育には最適な場所です。
小清水町にあるカサブランカ農園では、花の栽培ではなく球根の栽培を行っています。大きな球根からは大きな大輪の花が開花します。そして、より大きなカサブランカの花を咲かせるために、何年もかけて特別な球根を育てています。それは、一般的な球根よりもはるかに大きい、まさに北海道の大地のエネルギーをぎゅっと濃縮したような大きな球根です。
この大きな球根を得るために、カサブランカ農園では、開花前のつぼみを摘み取り、開花に使うエネルギーを球根に蓄えさせます。この作業は数年繰り返し行われ、摘み取られたつぼみは、廃棄されていました。
北海道で育てられた、こんな大きな球根のつぼみなら、すごいパワーを秘めているのではないか、また、それを余すことなく有効活用することができれば、自然にも優しいのではないかと考えました。
焙煎処理で、新しい有効成分を効率よく抽出
カサブランカの効果をより引き出すために、エキスを抽出する前に、カサブランカのつぼみに焙煎処理を施しています。
焙煎処理は、コーヒー豆などで行われていますが、美味しいコーヒーは焙煎が命といわれるほど難しい工程です。今回、目的の成分を抽出するために、焙煎する温度や時間を繊細に管理しました。そして、絶妙なバランスの条件で焙煎することで、焙煎処理前には抽出できなかった、新しい成分を抽出することに成功しました。