パウダーファンデーションは成型方法により感触が異なります。この感触の違いは、プレス成型したパウダーファンデーションの内部構造に起因すると考えられます。そこで、これまで見えなかったプレス成型したパウダーファンデーションの内部構造を可視化する技術を開発しました。
放射光を用いたX線CT解析により、パウダーファンデーションの内部構造の可視化に成功
ダイヤモンドワイヤーソーを用いて、パウダーファンデーションを0.5㎜角に切り出し、解析用のサンプルを作製しました。
作製したサンプルを放射光を用いたX線CT解析することにより、サブミクロンレベルの空間分解能でパウダーファンデーションの内部構造の可視化に成功しました。
この画像から、感触特性に影響を及ぼす有機物の多孔構造や、板状粉体の配向性、粒子間の空隙等を明確に捉えることができ、感触特性との相関性を検証できるようになりました。
- 2021年度 色材研究発表会(2021)
優秀講演賞受賞 - 粉体工学会 2023年度 秋期研究発表会(2023)
技術賞受賞