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美しさにまごころこめて

日本メナード化粧品株式会社

HOME 研究・商品開発 主な研究 ネイルカラーによりパソコン作業中のストレスや倦怠感が軽減

ネイルカラーは色のバリエーションが豊富で自分の好きな色や装飾を気軽に楽しめるため、幅広い年代の方に人気のメイクアップです。
研究の結果、好きな色のネイルカラーを使用したとき、「気分が上がる」、「心躍る」といった「ポジティブな気持ちの変化」があり、さらに今まで使ったことがない色でも同様であることが確認されました。また、パソコンのタイピング作業に対するネイルカラーの効果を検証したところ、ネイルカラーの使用により作業に対する「倦怠感が軽減」しました。さらに、実際に生体に及ぼす影響として、ストレスによる脳血流の増加を抑え、「心理的ストレスを軽減」させることもわかりました。このことから、ネイルカラーはパソコン作業による倦怠感や心理的ストレスを軽減させることで作業効率を上げることが期待できます。

ネイルカラー使用による心理効果

女性8名を対象に、16色のネイルカラーの中から「好きな色のネイルカラー」と「これまでに使ったことがない色のネイルカラー」を1色ずつ選んでもらい、ネイルカラーの使用前後において心理評価を行いました。その結果、どちらの色のネイルカラーを使用した場合でも「気分が上がる」、「心躍る」といったポジティブな気持ちの変化がみられました。以上より、好きな色のネイルカラー、これまでに使ったことがない色のネイルカラーともにポジティブな心理効果があり、気分を変えてリフレッシュできると考えられました。

ネイルカラーの心理効果

作業に対するネイルカラーの有用性の検証

女性10名を対象に、10色のネイルカラーの中から「好きな色のネイルカラー」を選んでもらい、測定者が被験者に塗布しました。その後パソコンを用いて一定のタイピング作業を行ってもらいました。作業の前後では多面的感情状態尺度(短縮版)※1を用いて心理評価を行い、また、前額部の脳血流を測定するfNIRS※2装置を用いて作業中の脳血流反応を検証しました。その結果、ネイルカラーを使用した場合、作業に対する「倦怠感」が軽減されること、脳血流の変化量が少ない(増加しない)ことが確認されました。脳血流は心理的ストレスを受けると増加することが知られているため、ネイルカラーには作業に対する心理的ストレスを抑える効果があると考えられました。以上より、ネイルカラーはパソコン作業による倦怠感とストレスを軽減させることで作業効率を高めると期待されました。

※1 多面的感情状態尺度(短縮版):気分や感情といった主観的な状態を測定する質問紙
を用いた手法のこと。活動的快、親和、倦怠など8つの尺度を評価することができる。
※2 fNIRS(functional Near-Infrared Spectroscopy; 機能的近赤外分光法)を用い
た前額部の脳血流の測定と、脳波計を用いた後頭部の脳波の測定を実施。
パソコンタイピングに対する効果
 ※すべて自社データ
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