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美しさにまごころこめて

日本メナード化粧品株式会社

HOME 研究・商品開発 主な研究 大気汚染物質がシミの原因になる

シミの主な原因は、紫外線を繰り返し浴びることによる、メラニンの過剰生成や蓄積ですが、最近、その他の要因がシミに関与していることがわかってきています。
メナードでは大気汚染物質が及ぼす皮膚への影響を研究し、大気汚染物質に含まれるベンツピレンによって肌内部で微弱な炎症が起こりメラニンを過剰生成させるという、それまで知られていなかったシミの原因メカニズムを明らかにしています。さらに、春に多く飛散する花粉や黄砂の皮膚に及ぼす影響を研究し、花粉や黄砂によって、メラノサイトを刺激する活性酸素の発生量が増えて、メラニンの生成を促進していることを明らかにしました。
シミ予防は、紫外線対策だけでなく、大気汚染物質や花粉、黄砂対策も必要です。

ベンツピレンがシミをつくるメカニズム

タバコの煙や、車の排気ガス、工場のばい煙などの大気浮遊物質(PM2.5など)には、有害物質であるベンツピレンが含まれています。このベンツピレンは、紫外線によって刺激物質に変化し、肌内部で微弱な炎症を起こします。この炎症が繰り返されるとメラノサイトが刺激され、メラニンが過剰につくられてシミの原因になってしまうことを突き止めました。そのため、タバコの煙や排気ガスなどから肌を守ることも重要です。

シミの発生原因 ※イメージ図
  • 第99回日本皮膚科学会・総会学術大会(2000)

花粉や黄砂がシミの原因になる

大気中の花粉や黄砂が皮膚に及ぼす影響を調べるために、花粉や黄砂のモデルとなる粒子を表皮の角化細胞に添加して反応を確認しました。その結果、細胞のミトコンドリアの電子伝達系に関わるNADH脱水素酵素であるNDUFA1の減少と活性酸素が増加することがわかりました。NADH脱水素酵素が減少すると、細胞のミトコンドリアの機能が低下し、活性酸素の発生が増えることが知られています。
この結果により、花粉や黄砂によって増えた活性酸素がメラノサイトを刺激してメラニンの生成を促進し、シミにつながるという新しいメカニズムを見出しました。

花粉や黄砂の角化細胞への影響 ※自社データ
  • 日本薬学会第138年会(2018)
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