メニューを飛ばして本文へ進みます

美しさにまごころこめて

日本メナード化粧品株式会社

HOME 研究・商品開発 主な研究 肌の立体感を生み出す複合粉体を開発「立体ハリパウダー」

「立体ハリパウダー」は、板状粉体で光沢のある雲母チタン(パール剤)に、球状のアクリル樹脂粉体を均一に付着させたもので、雲母チタンの正反射の強さはそのままに反射光の拡がりを抑えることにより、メリハリのある立体感を生み出すことのできる複合粉体です。

立体ハリパウダー

メリハリのある立体感を生み出す「立体ハリパウダー」

ハリの低下やたるみなど、肌の悩みは加齢とともに現れます。メイクアップ化粧品には、これらの悩みを感じさせないように演出する効果があり、今までは、ファンデーションに正反射が強いパール剤を配合し、立体感を演出することが多かったが、パール剤特有のぎらつきが生じたり、強い反射光によって顔が膨張して見え、メリハリに欠けた仕上がりになっていました。

立体ハリパウダー

ほほや鼻などの高い部分がより高く見えて、フェイスラインがすっきりとしたメリハリのある立体感を生み出すためには、右図のように、パール剤の正反射の強さを生かしつつ、周辺へ拡がる反射光を抑えた粉体の開発が必要であると考えました。
そこで、メリハリのある立体感を生み出すために、正反射の強い一般的なパール剤である雲母チタンの反射光を変化させることを研究しました。
雲母チタンの上に付着させる粉体の種類や、大きさ、量を検討していき、立体感を生み出すために適した条件を探索した。その結果、可視光の波長より小さいサイズの球状アクリル樹脂粉体を均一に付着させることによって、正反射光の強さを損なわせずに、反射光の広がりを抑えることに成功しました。

反射強度

立体ハリパウダーを配合したファンデーションの効果

立体ハリパウダーのメリハリのある立体感を生み出す効果を、ファンデーションに配合して検討した結果、立体ハリパウダーが一番メリハリのある、立体感を生み出す効果の高いことがわかりました。

立体ハリパウダーを配合したファンデーションの効果

また、雲母チタン配合のファンデーションとの比較アンケートを行った結果、立体ハリパウダー配合のファンデーションのほうが、「立体的に見える」「引き締まって見える」という結果となりました。

光学理論に基づく印象解析(立体ハリパウダーの評価)

顔に立体感が生まれたかどうかを厳密に評価するためには、写真などの静止画ではなく、顔の動きを考慮した動画での評価が必要であると考え、研究を試みました。様々な角度から見たときの立体ハリパウダーの反射特性を光学的に顔上に再現し、印象解析を行った結果、立体ハリパウダーのメリハリのある顔に導く効果をより明確に確認することができました。

光の分離

人の顔を見た時に感じている光は、照明色の反射光と顔自体の色の光にわけられます。この2つの光は画像からコンピュータで分離することができ、照明色の反射光を任意に変化させて印象解析をすることができます。

光の分離

印象解析による評価

立体ハリパウダーと雲母チタンの反射特性を比較するために、まず、立体ハリパウダーと雲母チタンがもたらす照明色の反射光の特徴を分光曲線から捉え、コンピュータで再現して顔自体の色の光に重ねました。さらに、見た目の印象を的確に捉えることを目的に、人の顔を正面から真横までの各々の角度から見たときの反射光を捉えて印象解析を行いました。
その結果、ほほの照明色の反射光を比較すると、立体ハリパウダーの反射光の面積が小さくなっており、すっきりとしたメリハリのある顔に導く効果のあることが確認できました。

ほほの照明色の反射光を比較

色のついた部分が照明色の反射光。顔を正面から真横までの各々の角度から見た時の照明色の反射光を、角度毎に色分けして表し、すべてを重ね合わせて反射特性を確認しています。

このページの先頭へ