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美しさにまごころこめて

日本メナード化粧品株式会社

HOME 研究・商品開発 主な研究 光を透過する新紫外線防御粉体を開発「立体UVパウダー」

立体UVパウダーは、透過性が高く絹のような美しい光沢を持つ「絹雲母」の表面に、紫外線を遮断する効果のある「微粒子酸化チタン」を新複合化技術「ナノ噴霧プロセス」にて均一に点在させた複合粉体です。光透過性と紫外線遮断効果の両方の機能性を兼ね揃えています。

一般的に、紫外線防御粉体はカバー力が高いため、ファンデーションの持つ立体感を生み出す反射光を遮ってしまいます。この複合粉体は絹雲母の透過性を生かし、立体感を生み出す反射光を透過させることができるため、立体感と紫外線防御効果を両立できる画期的な粉体です。若々しく立体感のある仕上がりと紫外線防御効果を兼ね備えたファンデーションへの配合を目指し、開発しました。
立体感を生み出す反射光の効果を損なわせず、紫外線を防御することができることから、この粉体を「立体UVパウダー」と名付けました。

立体UVパウダー

立体UVパウダーの可視光透過性と紫外線遮断効果

一般的な方法で微粒子酸化チタンと絹雲母を混合した複合物は、微粒子酸化チタンが凝集しているため、立体感を生み出す反射光である可視光の透過性が損なわれます。また、ナノ噴霧プロセスにて複合化しても、微粒子酸化チタンの量が多いと絹雲母の透過性が生かされず、可視光の透過が損なわれます。
立体UVパウダーは、可視光が透過できる最小の間隔で微粒子酸化チタンを均一に付着しているため、紫外線防御効果を維持しながら、可視光の透過性を持たせることができます。

立体UVパウダーの可視光透過性と紫外線遮断効果

ナノ噴霧プロセスを使用して複合化した立体UVパウダーの可視光透過性と紫外線防御効果を、微粒子酸化チタンと絹雲母の複合物と比較しました。
その結果、紫外線防御効果は、ほとんど差がないのに対し、立体UVパウダーの可視光透過性は、絹雲母の透過率を100とした場合に約9割もその透過性を保持していましたが、微粒子酸化チタンと絹雲母の複合物は約7割以下にまで下がりました。つまり、肌の反射光を透過できることを示しています。

立体UVパウダーの可視光透過性と紫外線遮断効果
立体UVパウダーの可視光透過性と紫外線遮断効果

ナノ噴霧プロセス

立体感を生み出す反射光を遮らず紫外線防御効果を発揮する粉体を開発するために、微粒子酸化チタンの分散、絹雲母との混合、複合化について検討を行い、絹雲母の表面に微粒子酸化チタンを均一に点在させる「ナノ噴霧プロセス」を確立しました。
立体UVパウダーは、「ナノ噴霧プロセス」を用いて板状の絹雲母の上に約50nmの微粒子酸化チタンを、可視光が透過できる最小の間隔で付着させています。
なお、「ナノ噴霧プロセス」は、独立行政法人 産業技術総合研究所 中部センター サステナブルマテリアル研究部門と三信鉱工(こうこう)株式会社の三者で共同開発しています。

新複合化技術「ナノ噴霧プロセス」の工程

特殊なビーズミルとよばれる高性能の分散装置を用いて、微粒子酸化チタンを細かく分散させ、絹雲母と均一に混合された混合溶液をつくります。次に、特殊な噴霧乾燥装置にてこの混合溶液を噴霧して微細なサイズの液滴にし、急速固化によって乾燥させて複合粉体を作ります。

特殊なビーズミルによる混合溶液の調製
特殊な噴霧乾燥装置による粉体の調製

立体感を演出する粉体の効果を損なわせない「立体UVパウダー」

立体感を生み出す効果のある粉体が配合されているパウダーファンデーションに、通常の紫外線防御粉体を配合した場合と、立体UVパウダーを配合した場合の仕上がりを比較しました。その結果、立体UVパウダーを配合したパウダーファンデーションの方がメリハリのある立体感を演出できることがわかりました。

立体感を演出する粉体の効果を損なわせない「立体UVパウダー」
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